石油ファンヒーターには灯油を入れる必要があり、部屋の中に、灯油をこぼしてしまった人も少なくはないのではないでしょうか。
そんな灯油をこぼした時の対処法をご紹介します。
絨毯にこぼしてしまった時
灯油は叩いて吸い取らせることが一番良いです。決してこすらないように注意して下さい。こすると色落ちしやすくなります。
キッチンペーパーや端布などを被せて、上から軽く叩くように灯油を吸わせます。
臭いを消すのは端布などにお茶またはコーヒーを少ししみ込まして何度か叩くように拭き取ってください。
しばらくは匂いが残りますが、灯油は揮発性が高いので、風通しの良い所に置いておくことでほぼ完全に匂いもなくなります。
玄関などのタイルのある場所にこぼしてしまった時
新聞紙・キッチンペーパーや端布などを被せて、上から軽く叩くように灯油を吸わせます。
その後は中性洗剤などで洗い流してしまっても良いです。
※灯油を吸った新聞紙などはそのまま可燃ごみに出してしまって大丈夫です。
木製フローリングの上にこぼしてしまった時
フローリングはワックスが剥がれてしまうので少し注意が必要です。
端布などを被せて、上から軽く叩くように灯油を吸わせます。
その後は中性洗剤で洗った後に、ワックスを塗りなおしておいたほうが良いです。
※フローリングの種類によってこぼした部分だけ色が薄くなってしまうこともあるので、注意が必要です。
匂いが残るようでしたら、お茶やコーヒーのガラ(乾燥したガラ)を一日ほどまいておけば匂いを吸い取ってくれます。
こぼした灯油量が多い時や臭いが気になるなら
こぼした灯油量に応じながら新聞紙・キッチンペーパーや端布などに灯油を吸わせたて粉末状の小麦粉または洗濯洗剤を均一に散布し、2~3分経ってから掃除で吸い取ってください。
※浸透しにくい床材などに多量の灯油をこぼしたときは粉末状の小麦粉または洗濯洗剤を散布して灯油を吸い込ませてからゴム手袋をはいた手でかき集めながら取り除くほうが効果的です。
綺麗に取れたら端布などにお茶またはコーヒーを少し染み込まして何度か叩くように拭き取ってください。
その後はレモン水を作って霧状にして散布して観て下さい。
※灯油の臭いが取れない場合は端布などにお茶またはコーヒーを少ししみ込まして何度か叩くように拭く作業を何日か繰り返す。
※灯油を吸った小麦粉や新聞紙などはそのまま可燃ごみに出してしまって大丈夫です。